今回はLoctekさんより、エルゴノミクス ガススプリング式モニターアームをご提供いただいたので、じっくりレビューしていきます。
興味はあってもなかなか導入しにくいモニターアームですが、その実力はどれほどのものなのか、この機会にじっくり試してみました。
Contents
Loctek ガススプリング式モニターアーム D8 レビュー
モニターアームとは
まずは簡単にモニターアームについて説明します。
モニターアームとは、デスクや壁に固定し、PCモニターのより自由な設置を可能にするアイテムです。通常モニターは本体下のスタンドでデスクの上に乗せて使うものですが、アームを使うことでデスクから浮かせたり、壁掛けを実現することが可能になります。
なお、モニターアームを利用する際には、モニター自体がVESAマウントという規格に対応している必要があるのですが、それに関してはここでは触れません。
開梱の儀
届いたダンボールがこちら。思ってた以上にでかい。
開梱していきましょう。ぱかっとな。
箱が出てきました。箱本体はダンボールほど大きくありませんでした。
箱背面。
箱を開けると説明書が入っていました。
各種ネジとドライバー。分かりやすくアルファベットごとに分けられています。
モニターアーム組み立て&設置
それでは組み立てに入ります。説明書が丁寧なのでその通りに組み立てるだけ。
僕の場合、2種類ある設置方法のうち、今回はデスク天板を上下から挟みこむ方法で設置していきます。(ちなみにもう一種類は机に穴を開けるタイプの設置方法)
マウントとネジを本体にはめていきます。
机の厚さが2センチほどということもあり、ネジ穴が4つあるうち上2つを選んでネジをはめました。
黒いレバーを回すとマウントが持ち上がり、天板を挟み込むことができます。
モニター背面のネジ穴(VESA規格)にアームを固定すれば完了。モニターが倒れてきてしまう場合は、アーム中央付近のネジを締めてやれば強めに固定できます。
ちなみに先ほどからアームの隅に見えている黒いケーブルはUSBケーブルです。こんな感じで裏にまとめてやることが可能。
USBケーブルをPCに繋ぐとアームの土台部分からアクセスすることができるようになります。
使わない人には邪魔だろうけど、使う人にとっては意外と便利。
設置完了。机が汚いのは無視してください。
製品そのものの使い勝手レビュー
剛性が高い
製品としての耐久力は高いです。殴ったり蹴ったりしたら間違いなく自分の拳が折れるくらいです。
ちょっとやそっと揺れたり衝撃を加えた程度ではアームが机から外れたり、折れたりということはないように感じます。この点は安心ですね。
あらゆる角度で設置が可能
対応する角度が多いことがこのアームの魅力の一つです。水平方向だけでなく高さや、モニターの角度なども変更可能なので、自分にあった配置が模索しやすくなっています。
角度調節しながら、自分が一番疲れないポジションを模索するのも面白いです。
セッティングが辛い
普段DIYなどをしない男の目から見ると、セッティングはやはり面倒でした。
剛性が高い分、作りが非常にガッチリしており、硬い、重い、でかいという理由から、一人ではセッティングするだけで一苦労。汗だくになりました。
モニターを先に留めてから設置するか設置した後からモニターを留めるかにもよりますが、女性であれ男性であれ、基本的には誰かに手伝ってもらいながら設置すると楽そうです。(一人はモニターを支え、一人はアームを設置するなど)
初めてのモニターアームとしての使用感レビュー
角度の自由が増えた
これまでモニターを利用する際、基本的には角度は固定で、場所も固定だったわけですが、モニーアームの導入により、自分にとってベストな位置を模索するようになりました。
高さはどれくらいがいいのか?目線に対する角度は?顔との距離は?など、これまであまり気にしてこなかった、というより気にしてこれなかったことが自分の中で工夫できるようになったというのがいい点の一つです。
モニター下に空間ができた
これまでスタンドがあった部分が空いたことで、その隙間にキーボードを置いたり、スピーカーを置くことができるようになりました。机の側面や背面ではアーム分の体積が占有されてしまいますが、正面がスッキリすることもメリットの一つでした。
マルチモニター化も視野に
モニターアームの導入により、水平方向だけでなく、上下方向へのマルチモニター化も望めるようになりました。現在はその計画はありませんが、将来、マルチモニターを検討する際にも自由な配置が可能であるというのは嬉しいポイントです。
終わりに:ロマンあふれる製品!
以上、詳細なレビューでした。
これまで興味やロマンはあれど買うところまではいってなかった自分を責めたくなるほど、モニターアームは便利なアイテムだと思いました。机の上が広ければ広いほどその恩恵は大きいと思います。
今回はアームが1本のものを紹介しましたが、用途がデュアル、トリプルモニターの導入と決まっているならば、2アーム、3アーム式のものも販売されていますので、アームの導入を考えている方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。