原作ファンは絶対観るな!映画バクマン。はもはやマンガとは別物

別物として観てもひどい出来。

どうもこんにちは。今回は映画バクマン。を映画館で観てきたのでその感想を書いていきたいと思います。

先に一言いっておくと、この作品は原作ファンの僕にとっては不愉快な改変があちこちに加えられた今年最悪の映画でした。

普段映画レビュー記事はネタバレはなしの方向ですが、最後の最後にネタバレを含む映画への批判を書いてます。そのぐらい、ひどい作品なので観ようと思っているファンの方は気を引き締めて観ることをおすすめします。

では以下感想本文です。

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Contents

映画 バクマン。鑑賞レビュー(ネタバレなし編)

ロマンス要素がたまらなく邪魔

始まってすぐ早速サイコーと亜豆のくだりが始まります。

ただそのシーンのBGMはバクマンぽくないわ、展開が急すぎるわでとにかく観ててイライラします。恋愛映画のご都合主義をもっと凝縮した感じなので、原作を知らない人も「は?」となること間違いなしでしょう。

しかもその恋愛シーンが無駄に長い。ときめきを無言で表現するのもいいですが、こんなことするくらいならもっと漫画制作の説明に時間を費やして欲しかったです。

キャラクターの性格が原作と違いすぎる

観てもらえばすぐ分かりますが、エイジがただの嫌味な奴で、この映画の悪役みたいな扱いになっています。原作の場合、ライバルでありながら時には協力し、サイコーやシュージンの好敵手(とも)となりますが、この映画ではただの敵です。

また、福田・中井のアシスタントコンビも、亜城木との出会いのストーリーなどが大きく練り直されてます。

ここまで言ってて思い出しましたが、映画ではサイコーとシュージンは亜城木夢叶のペンネームを使ってませんでした。真城最高、高木秋人の本名で活動しています。

終わりに:観に行くと後悔する作品!

以上、いろいろ文句言いましたが、まとめると「原作ファンは観ると後悔する」の一言になります。

20巻もあるバクマン。の原作を映画1本にまとめろと言うのも難しい話ですが、最低限、キャラクターの出会いくらいは原作に沿ったものにしてほしかったです

このさらに下にはネタバレありの愚痴書いてます。ネタバレOKの方はどうぞ。

映画バクマン。鑑賞レビュー(ネタバレ編)

キャラクター少なっ!なにこれ!

サイコーとシュージンの頼もしい味方、見吉がこの映画には出てきません。他には石沢、蒼樹、岩瀬ほかアシスタントの面々など、高校時代や連載時の大事なキャラクターがごっそりいなくなっています。

脚本的には恋愛はサイコーと亜豆の1組にしたかったのでしょうが、こんだけキャラクターが削られると、どうしようもなく怠惰なストーリーになるのは明白だったはず。もはや、バクマン。緻密に組み上げられた人間関係が台無しです。の

キャラクターの性格がおかしい

福田は服部(亜城木の担当)を目の前でめちゃくちゃバカにするクズだし、服部さんは冷静で落ち着いた性格かと思いきやめちゃくちゃ打たれやすい性格、中井さんはただの絵の上手いおっさん、亜豆は自撮りしてそれをLINEのトップ画にするようなシャイさのかけらもない女子、などです。

エイジに至っては衰弱でぶっ倒れたサイコーの原稿に勝手に筆を入れた上にダメだしするウザさを発揮。サイコーが悔し泣きするまで挑発する悪人ぶりです。

終わりに2:もう本当勘弁してくれ…

原作をここまでぐっちゃぐちゃに搔き回す製作陣は頭がおかしいんじゃないかと疑うほど。原作の尊重なんか一切ない姿勢には呆れてしまいます。

最近だと「るろうに剣心(京都大火編)」の出来が良かったので、バクマン。の実写はどうかなーと思って見に行った僕が馬鹿でした。

とにかくひどい作品なので、イライラしたくなければ絶対に観ないことをお勧めします。まあネタとしてはありかもしれませんが…。

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