【レビュー】キングダムハーツ2.8プレイ後の感想!ファンは必ずプレイして3に備えるべし

キングダムハーツシリーズのストーリーラインの中で最も新しく、かつ、最も古い時間軸にある3作品を収録している「キングダムハーツ2.8」。今回はとりあえず収録されている3作品を全てクリアした時点での感想を述べていきます。

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【レビュー】キングダムハーツ2.8プレイ後の感想!ファンは必ずプレイして3に備えるべし

キングダムハーツ2.8とは?

まずは簡単にキングダムハーツ2.8について説明します。キングダムハーツ2.8はこれまでの過去作品及び、新規のショートストーリー作品が一つにまとめられたもので、収録されている作品は

  • 「キングダムハーツ ドリームドロップディスタンスHD」(以下KH:DDD HD
  • 「キングダムハーツ0.2 バースバイスプリープフラグメンタリー パッセージ」(以下KH0.2
  • 「キングダムハーツχ バックカバー」(以下KHχ BC

3つです。最後の一つは映像作品で、プレイアブルな作品というわけではありませんが、実質3つ作品が収録されたお得なパッケージです。

キングダムハーツ ドリームドロップディスタンス HD プレイレポ

KH:DDD HD」は、3DSで発売されていた同名ゲームをPS4向けにHDリマスター化したもの。HD化に伴って60fps対応を果たしています。他にもドリームイーターと呼ばれるペットのようなものが追加されていたり、多少の追加要素を含んでいます。

最初にプレイして思ったのは、「大画面で迫力あるアクションができる!」ということです。前に発売されたものは、アクションの新要素を多く追加しながらも、3DS作品だったために小さな画面で迫力が半減していた印象がありました。

しかしながら、PS4HD化され、さらには60fps化も果たしたことで、アクションを非常によく楽しめるようになりました。また、コントローラーを使用するため操作性も上がり、咄嗟なガードなどのアクションを自在にこなせるようにもなりました。

ストーリーはキングダムハーツらしいといえばキングダムハーツらしい、多少難解な物語です。キーブレードマスターになるため、夢の世界でソラとリクが世界を目覚めさせて回るところからスタートし、最後にはいつものごとく計略と陰謀の匂いがしてきます。

シリーズの理解が浅いキングダムハーツ初心者であれば、最後の方は何言ってるのか理解できないこともあると思います。その点は、物語の途中からメニュー画面で見られるようになるストーリーの概要をチェックしながら進めると深く理解できるようになります。そして何より、この物語から「キングダムハーツ3」が始まります。これをプレイせずして3に入るのは邪道でしょう。

あとオープニングムービーは必見です。何度見ても飽きないくらい素晴らしい。

ゼアノートおじさんと光の戦士たち。

キングダムハーツ0.2 バースバイスリープフラグメンタリー パッセージプレイレポ

KH0.2」は、PSPで発売されていた「キングダムーツ バースバイスリープ」の続きをショートストーリーで展開する新規の作品です。実はこのゲームだけは今後発売が期待される「キングダムハーツ3」と同じエンジンで制作されており、どのような作品になるのか、その片鱗を垣間見ることができます。

見てすぐわかるのは、これまでの作品とは表現の異なるグラフィックです。賛否両論あるとは思いますが、これまでよりもリアルなテクスチャ表現により、とても美しく見栄えのする作品になっています。あとアクアが可愛い。

アクションもこれまでよりも速く美しく壮大な印象を受けました。攻撃から攻撃への繋がりがスムーズで、魔法は美しく派手。操作しているのがとても楽しいです。ストーリーこそ短い(約34時間でクリアできる)ものの、アクアは可愛いし、アクションは楽しいしで、一言で言うならとにかく最高でした。

ストーリーはバースバイスリープのその後を描いており、アクアのみがプレイ可能なキャラクターとなります。アクアの物語を描きつつ、どのように「キングダムハーツ3」に繋がっていくのか、ヒントが散りばめられています。おそらくこれをプレイすると、早く「キングダムハーツ3」をプレイしたい衝動に駆られることになるでしょう。

こちらもオープニングムービーは必見。

キングダムハーツχ バックカバー

KHχ BC」はキングダムハーツの中で最も古いストーリーラインの物語を知ることができる映像作品です。「キングダムハーツχ」はスマホのゲームとしても知られていますが、こちらをプレイしたことがある方お馴染みのキャラクターも登場します。

キングダムハーツの中で最も昔の時代を描き、闇の時代を迎える前、マスターゼアノートが暗躍する前の時代を見ることができます。映像作品ですが、起承転結があるわけでもなく、淡々と物語の始まりを描いているだけのため、キングダムハーツシリーズのファンでない方にはあまりオススメできません。

個人的にはこれが「キングダムハーツ3」にどう繋がるのか、いまいち掴めませんでした。しかし「KH:DDD HD」の中にチラチラと出てきたキャラクターも出てくるので、今後の展開が気になるところです。

なお、作品の長さは約1時間程度です。

終わりに:未プレイの方はぜひプレイを!

以上、レビューでした。

今後、キングダムハーツシリーズ6作品(!)が収録された「キングダムハーツ1.5+2.5リミックス」(PS4)が20173月に発売されるということで、こちらも合わせて購入すると、ほぼ全てのストーリーを網羅することができるので要チェックです。

「キングダムハーツ2.8」は、キングダムハーツ未プレイの方も、一度プレイしたことある方も、内容盛りだくさんとなっているのでぜひプレイしてみてください。

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