今回は英語リスニング学習本「英語耳」を使ってしばらく勉強してみた感想をお届けしたいと思います。
なお、この本で勉強する際は付属のCDを利用する必要があります。リッピングすれば音楽プレーヤーやスマートフォンでも聴けますが、発音の練習もあるため、屋外での勉強にはあまり向いていないということを先に述べておきます。それでは以下レビューです。
Contents
英語耳
図と音で英語の発音を正しく学ぶ
この本のコンセプトは「正しい発音ができれば、リスニングもできるようになる」というものです。そこで、この本では発音をしっかり学べるように図と説明文を使って、口や舌の動きを丁寧に解説しています。
日本人は R と L の発音の違いが分からないと言われます。この本では、単純な音の発音方法だけでなく、特に類似したRとLのような発音の違いに関しては、特別な解説ページが多く設けられており、ここを発音音声を聞きながら何度も読み込むことでだんだんと理解できるようになります。
何度も何度も繰り返し聴いて発音する
記事のタイトルにも書いたように、この本はかなり人を選びます。その理由は何十回も何百回も繰り返し聴いて読む必要があるからです。
言語の習得は一朝一夕には不可能です。日本人は、通常日本語であれば赤ちゃんの頃からもう何十年と聞き続けていますから、専門的な会話とまではいかなくとも、日常会話ぐらいはこなせるはずです。
しかし第2言語、第3言語…となっていくと話は別です。また改めてゼロからスタートしなければなりません。そしてその習得には自分の第1言語が基準となってしまい、大きな努力が必要になってきます。日本語を聞いて育ってきた人は、英語を聞き取るためには膨大な練習が必要というわけです。
そのため、いくらこの本が優れているとはいえ、それなりの回数をこなせるだけの努力を要します。三日坊主癖のある人には向かないでしょう。
まとめ
何度も述べたようにこの本は忍耐力のある人向けとなっています。続けることが難しいと思われる場合は購入しないほうがいいでしょう。逆に、忍耐力があって、毎日読んで聴いて話すことを継続できるのであれば、この本は英語の習得に役立つこと間違いなしでしょう。